神経内科
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)
肉芽腫性髄膜脳炎(GME)は、犬の中枢神経系の炎症性疾患です。原因は、感染性、免疫性および腫瘍性因子が挙げられます。進行性GMEは、主に小型犬の2〜6歳で多く発生すると言われています。
臨床症状
病変の存在する部位により様々です。特徴として、頚部痛、眼振、斜頚、顔面神経麻痺、発作、旋回などが見られます。
診断
上記の症状が認められた場合、CT・MRIなどの画像検査が有用となります。確定診断を下すには、脳組織の生検が必要となります。また、補助診断として、脳脊髄液検査により細胞数や蛋白濃度の増加が認められます。
治療
コルチコステロイドによる免疫抑制療法や放射線療法があります。多くの症例は、治療に反応し回復しますが、再発も速く予後は悪いと言われています。
水頭症とは、頭蓋内の脳室系に異常な拡張を伴う病気です。犬や猫では、様々な疾患に起因して脳室の拡張が生じる後天的水頭症と先天性水頭症があります。先天性水頭症が好発する犬種は、チワワ、ポメラニアン、ヨーキーなどが挙げられます。
臨床症状
臨床症状は、斜視、旋回運動、発作、不全麻痺、斜頚など様々です。
診断
超音波検査、CT検査、MRI検査が有効です。
治療
内科的あるいは外科的な治療が有効な場合があります。治療の選択は、身体的な状態、動物の年齢および水頭症の原因により決まります。
- ■ 内科的治療
- ・グルココルチコイド投与:脳脊髄液の産生を減少し、脳圧の亢進を抑制します。
- ・脳圧降下剤
- ■ 外科的治療
- ・小動物では、脳室腹腔(VP)シャント術が多く用いられます。






















