2022年
糖尿病(2022/07/12)
イヌやネコの糖尿病発症率は0.4%から2%と研究結果によってバラツキがあり正確な数字は不明です。しかし、動物病院にとっては、稀な病気ではなく定期的に診断される病気の一つです。水を飲む量が増えた、トイレが近い、痩せてきた、など飼い主様が異変に気付き見つかる子もいますが、健康診断で思いがけず診断される子もいます。元気なうちに発見できれば、食事管理やインスリン治療を行うことで上手に付き合っていける病気です。7.8歳以降の中年齢が発症のピークですが4歳など若くに発症する子もいます。発見が遅れると危険な状態になります。ご自宅での定期的な体重測定や飲水量の確認、病院での定期健康診断(血液検査)をすべてのワンちゃんネコちゃんにおすすめします。お気軽にお問い合わせください。
獣医師 土肥
ドライシャンプー(2022/07/08)
被毛や皮膚を清潔に保つことは皮膚炎を予防するためにとても大切です。特に食べ終わった後の口周りやお尻周り、お散歩後の足裏などは放置をしておくと悪臭を放ち、皮膚炎につながります。しかし、毎回のシャンプーは動物の負担になったり、若齢や高齢の子は入浴が困難な場合があります。そのような時には、洗い流しや乾かしが不要なドライシャンプーの使用がおすすめです。当院では泡タイプとお湯で薄めて使用する液体タイプを取り扱っております。ご興味のある方はお気軽にお声掛け下さい。
動物看護師 小林
お盆休みのご案内(2022/07/07)
8/13(土)〜8/15(月)は休診とさせて頂きます。緊急の場合のみ、10時〜16時まで予約診療を行います。必ずお電話でご連絡の上ご来院下さい。なお、病院により対応日が異なるためご注意ください。
対応日
豊玉病院 8/13・8/14 (8/15は休診)
春日町病院 8/15 (8/13・14は休診)
石神井病院 8/13 (8/14・15は休診)
詳しくはコチラから
心臓検診強化月間(2022/07/05)
近年、ペットの高齢化に伴い心臓病も増加傾向にあります。走ったあとに疲れやすい、興奮すると咳が出るといった症状は見られませんか?初期の心臓病は症状が見られないことも多く、症状が出た時には進行した状態であることが多いため、早めに心臓検診を行うことをお勧めします。当院では心電図、レントゲン検査、超音波検査、血圧測定など多角的に心臓の病気を診断しております。是非、この機会にご検討ください。
※心臓検診は春日町病院にて実施しております。獣医師 土肥の診察日を事前にお問い合わせの上ご来院ください。
アジソン病(副腎皮質機能低下症)(2022/07/04)
アジソン病は、代謝や免疫機能を司る副腎の機能が低下することで生じるホルモン病のひとつで、元気・食欲の低下、下痢、嘔吐、多飲多尿など様々な症状がみられます。主に若齢の犬で多く、猫では稀な病気です。血液検査(生化学検査・内分泌検査)、腹部超音波検査などから診断し、減少したホルモンを補う飲み薬や注射で治療を行います。重篤化するとアジソンクリーゼと呼ばれるショック状態に陥る場合もあるため、早期に発見し治療する事が大切です。なんとなく最近元気がないかも?など些細な事でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
獣医師 清藤
耳のお手入れ(2022/07/01)
これからの時期は高温多湿になり、耳のトラブルが起こりやすくなります。耳を清潔に保つ為、週1回のペースで耳掃除を行う事をお勧めしております。ご自宅で耳掃除を行う場合は、コットンやティッシュに犬猫専用イヤークリーナーを含ませ、指の届く範囲で耳の中を拭いてあげましょう。この際に綿棒を使用すると耳道を傷つけてしまう恐れがありますので、使用は避けましょう。ご自宅での耳掃除が困難な場合は、当院でも受け付けておりますのでお気軽にご相談下さい。
動物看護師 山口
接遇セミナー(2022/06/27)
JAHA家庭犬しつけインストラクターやコミュニケーションセミナー講師としてもご活躍されている、羽金道代先生をお招きし、動物病院での接遇に関するセミナーを開催致しました。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、十分に配慮しながらの開催となりました。セミナーでは、患者様に寄り添った獣医療を提供していくにはどのような気持ちで望むべきか、どのような所作を心掛けて応対をするべきか、などを学ぶことが出来ました。今回ご教授頂いたことを意識して普段の仕事に活かし、皆様に安心してご来院頂けるよう精進して参ります。
獣医師 池田
暑い時期のお留守番(2022/06/24)
段々と気温が高くなり、夏の訪れを感じる季節となりました。気温が高くなると室内でも熱中症になる可能性があります。お留守番の時は特に注意が必要です。
留守番時の熱中症対策
・エアコンを付けて室内を適温に保つ(犬:25℃ 猫:26〜28℃を目安に)
・ケージは直射日光が当たらない場所に置く
・お水をいつでも飲めるようにしておく
暑い時期は熱中症に気をつけて、わんちゃんねこちゃんが快適にお家で過ごせるように工夫しましょう。
動物看護師 栁澤
ホットスポット(化膿性外傷性皮膚炎) (2022/06/21)
急性に発症する皮膚の細菌感染症です。高温多湿な環境下で発症が多く、特に長毛種では注意が必要です。急速に痒みが発現し、皮膚の赤みや脱毛、ただれる様子が拡大していきます。痒みや痛みを引き起こしてしまうアレルギー、外傷、寄生虫感染などが根本の原因として挙げられます。症状を認めた場合、基礎疾患に対する治療に加えて、消炎剤や抗生剤などの外用薬や内服薬を組み合わせて、治療を行っていきます。これから夏にかけての時期で発症が多く認められる病気になります。気になる症状があればお気軽にご相談下さい。
獣医師 池田
夏のお散歩(2022/06/17)
夏のわんちゃんの散歩は、日差しに加え、地面からの照り返しの熱によって熱中症のリスクが高まります。また、アスファルトの温度上昇により、肉球の火傷を起こす危険性もあります。わんちゃんを守るためにも
・散歩は早朝や夜の涼しい時間帯を選ぶ
・散歩前にアスファルトを触り熱さを確認する
・こまめに水分補給をする
・保冷剤や冷感素材グッズを身につける
・散歩中に暑がる様子があれば早目に切り上げる
など、対策をしながら夏のお散歩に出かけましょう。
動物看護師 坂本
第三十二回社内木鶏会(2022/06/14)
先日、人間力を高めるための第三十二回社内木鶏会を開催いたしました。今回は【伝承する】をテーマに、高峰に挑み続ける著名人たちの歩みを学び感想を語り合いました。スタッフの発表からは、技術力だけでなく人間力を継続して高めていく大切さや、与えられた逆境や危機を乗り越えたから今の自分がある、という前向きな考え持ってして成長していくことの重要性を共有することが出来ました。これからもスタッフ同士、人間力を高めより良い獣医療が提供できるよう精進して参ります。
動物看護師 町田
猫喘息(2022/06/13)
猫喘息は、何かしらの原因で気管支に慢性的な炎症があり、発咳、喘鳴(ゼーゼーという呼吸)、チアノーゼ等の呼吸障害を生じる疾患で、即時型アレルギーが関与しているとされています。胸部レントゲン検査、身体検査、血液検査などから総合的に診断します。治療には内服薬の他、噴霧吸入療法(ネブライザー)や、飼育環境の整備などを行います。重症例では生涯に渡る治療が必要になることもあります。早期の治療介入により、重症化させないことが重要です。
獣医師 白石
足裏の毛のカット(2022/06/10)
足の裏の毛が伸びすぎると、家の中のフローリングや階段で滑りやすくなってしまいます。滑ってしまうと転倒をして怪我を負ったり、足腰に負担がかかってしまう恐れがあります。足の裏の毛が肉球に被るほど伸びていたらカットが必要なサインです。バリカンなどを使って定期的にカットしましょう。ご自宅でのカットが難しい場合は、当院でも受け付けておりますので、お気軽にお声掛け下さい!
動物看護師 上條
エナメル質形成不全(2022/06/06)
エナメル質形成不全は若齢時の発熱や感染、代謝性疾患などの何らかの原因により、歯の表面のエナメル質の欠損や不完全な発達を認める病気です。本来歯の表面構造が滑らかであるエナメル質の欠損により、表面がざらついており歯面にプラークや歯石の沈着が容易に起こるようになります。年齢の割に歯石が多かったり、歯面に着色が多い、口臭が強い場合は本疾患の可能性があります。また、歯科治療により表面を滑沢にすることにより、歯周病の予防へと繋がります。気になる方は、獣医師にご相談ください。
獣医師 臼井
歯磨きガム(2022/06/03)
お口の中のケアとして、歯ブラシやデンタルシート、歯磨きガムなどが挙げられます。歯磨きガムは、口の汚れを落とし切ることはできませんが、歯ブラシが苦手な子や歯磨きの補助として受け入れやすいケア方法です。
歯磨きガムを与える際は、
・体重に合った大きさのものを選ぶ
・ハサミで切れる程度の柔らかさのもの選ぶ
・早食いや丸飲みをしないよう、最後まで飼い主様が手に持ったまま与える
・1度に与えすぎない
などに注意しましょう。
当院でも歯磨きガムをご用意しておりますので、ご興味のある方はお気軽にお声掛けください。
動物看護師 内山
便秘(2022/05/31)
一般的に猫は便秘になりやすい動物だと言われています。個体差はありますが丸3日以上排便がない、力んでいるのに出ない、便がコロコロ・硬くて乾燥している、などは便秘の可能性があります。便秘を放置すると嘔吐、食欲低下などの症状のほか、巨大結腸症という病気になったり、命に関わる状態になることがあります。重度の場合は、便秘の原因となる病気や合併症を見つけるための検査を行う必要があります。軽度であれば、フードを変更する・毛玉ケアをする・水分摂取を促す・運動不足にしない、などの生活改善や、整腸剤・緩下剤などのお薬を試していただくことがあります。一度ねこちゃんの便の状態や頻度をチェックしてみてください。
獣医師 土肥
知育玩具(2022/05/26)
中におやつやフードを入れて、食べ物を取り出す為に頭を使うおもちゃを知育玩具といいます。日々の生活に知育玩具を使った遊びを取り入れることで、エネルギー発散、ストレス発散、早食い防止、認知症予防など様々な効果が期待できます。当院ではビジーバディという、鼻先や手を使って転がすと中身が出てくる仕組みの知育玩具を取り扱っております。壊れにくく、お留守番の時の1人遊びにもおすすめです。ご興味のある方はお気軽にお声掛け下さい。
動物看護師 利根川
共有ミーティング(2022/05/24)
本日は3病院の獣医師と動物看護師を集めて、オンライン上で月に一度の共有ミーティングを行いました。共有ミーティングでは患者様の情報や院内での問題点を共有し、より良い動物病院になるよう努めています。今回は、今後のスケジュールや院内改善の取り組みについても共有致しました。これからもご家族に寄り添った医療を提供出来るよう、精進して参ります。
動物看護師 町田
外耳炎(2022/05/23)
外耳炎は、耳の穴から鼓膜の手前までの“外耳道“に炎症が起きている状態を言います。原因は、アレルギー、耳の構造(例:耳道が狭く汚れが溜まりやすい)、細菌・真菌・寄生虫の感染など多岐に渡ります。頭をしきりに振る、耳を掻く・擦る、耳の中が赤い、耳垢が多い、臭いが強いなどの症状がある際にはお早めにご来院ください。点耳薬や内服薬を使った治療が必要になることがあります。気温や湿度が高まるこれからの時期は特に注意が必要です。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
獣医師 清藤
マイクロバブル(2022/05/21)
当院ではシャンプーのオプションとしてマイクロバブルを行っています。マイクロバブルとは超微細な泡の出る機械を使用した、わんちゃん用のお風呂のことです。この泡は毛穴の奥まで入り込み、シャンプーだけでは落としきれない汚れや老廃物を、擦らずに落とすことができます。健康な子はもちろん、皮膚病の子や皮膚が弱い子、匂いが気になる子にもおすすめです。興味のある方はお気軽にスタッフまでお声がけください。
動物看護師 杉田
第三十一回社内木鶏会(2022/05/20)
先日、人間力を高めるための第三十一回社内木鶏会を開催いたしました。今回は【挑戦と創造】をテーマに、自分の人生の目標に向かって歩き続けた著名人たちの挑戦と創造を学び感想を語り合いました。スタッフの発表からは、当たり前のことを徹底的に行う「凡事徹底」の大切さや、年齢関係なく常に挑戦し続けなければいけない厳しさなど、自分の今後の立ち振る舞いについて考えさせられました。これからも、いかなる逆境にあっても、「諦めない」、「挑戦し続ける」、この姿勢を忘れずに精進して参ります。
動物看護師 鶴巻
脂肪織炎(2022/05/17)
皮下深部の脂肪組織で起きる原因不明の炎症性疾患です。数mm~数cmの、単発~多発するしこりが特徴的で、触感は軟らかいものから硬いものまで様々です。身体のあらゆる部位に出現し、良化と悪化を繰り返すことがあり、潰瘍化したり滲出液が出てくることもあります。また、発熱、食欲不振、元気消失が同時に見られることもあります。しこりに針を刺したり、一部分を切除していく検査により診断を確定させていきます。単発の場合には外科的な切除を行うことで治癒することが多いですが、多発性の場合などは免疫抑制剤により生涯治療を続けていくこともあります。身体に気になるできものなどがあれば、早めの診断が重要なこともあるため、是非ご相談下さい。
獣医師 池田
換毛期(2022/05/13)
人が衣替えをするように、わんちゃんねこちゃんは気候に合わせ毛が抜け替わることによって、気温や湿度の変化に対応しています。暖かくなる春と、寒くなる秋頃は、抜け毛が多く換毛期と呼ばれています。抜け毛を放っておくと、毛玉になったり、通気性が悪くなり皮膚のトラブルに繋がります。換毛期にはブラッシングとシャンプーでの被毛のお手入れを強化し、皮膚の環境を整えましょう。
動物看護師 町田
セミナー報告(2022/05/12)
本日、獣医スタッフでスキンケアのセミナーを受講しました。皮膚の悩みの原因となる皮膚バリアの欠如を改善することで、様々な皮膚病からわんちゃん、ねこちゃんを守ることができます。それぞれの患者さんの皮膚の状態に適したスキンケアを提供できるよう、今後も、院内スタッフ一同知識を深めて参ります。
獣医師 白石
乳腺腫瘍(2022/05/10)
乳腺腫瘍とは乳腺にできる腫瘍のことで高齢の未避妊の犬猫に多く見られます。良性と悪性がありますが、わんちゃんは約半数、猫ちゃんでは約80〜90%が悪性の乳癌と言われています。病態が進行すると腫瘍の転移を引き起こし予後に大きく関わるため早期発見が重要です。治療は外科手術が推奨されます。また早期の避妊手術によって将来の乳腺腫瘍の発症リスクを減らす事ができます。わんちゃん猫ちゃんの胸やお腹に「しこり」を見つけた場合はお早めにご相談ください。
獣医師 野口
石神井病院休診のお知らせ(2022/05/09)
6月より当面の間、金曜休診に加え月曜日も休診となります。
ご利用の患者様には大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程宜しくお願い致します。
セミナー報告(2022/05/06)
VETS ACADEMY 動物看護師 リハビリコース全5回を修了しました。このセミナーでは、動物リハビリテーションにおける基礎知識や身体機能の検査・評価をはじめ、椎間板ヘルニアに罹患した症例や頭蓋内疾患を疑う高齢症例に対するリハビリテーションの一例などを学びました。同じ疾患であっても年齢や犬種、重症度は異なるため、リハビリテーションプログラムも動物ごとに変わります。ご家族の意向や生活環境を含めて、柔軟なリハビリテーションを提案、実施できるよう日々精進して参ります。
動物看護師 田中
高脂血症(2022/05/01)
高脂血症とは、血液中のコレステロールまたは中性脂肪、あるいはその両方が増加している状態を言います。高脂血症はその動物の体質によるものと、何らかの病気(ホルモン性疾患や肥満など)の影響により生じるもに分けられます。高脂血症が続くと急性膵炎や発作、動脈硬化等が生じる場合があります。絶食での血液検査で診断ができますので、定期的に健康診断を行い、早期発見、予防に務めていきましょう。
獣医師 白石
パピークラス(2022/04/29)
当院では、5ヶ月齢未満の子犬を対象に毎月パピークラスを開催しています。子犬の時期は、好奇心旺盛で警戒心が少なく、初めて出会う刺激に比較的慣れやすい時期です。
パピークラスでは、
・初めて出会う人や物、場所に良いイメージを持つ練習
・飼い主様とより良い関係を築く方法
・それぞれのわんちゃんに必要なお手入れの練習
などを紹介して一緒に行っています。
ご興味のある方はお気軽にスタッフまでお声掛けください。
動物看護師 佐藤
第三十回社内木鶏会(2022/04/27)
先日、人間力を高めるための第三十回社内木鶏会を開催いたしました。今回は【山上山また山】をテーマに、高峰に挑み続ける著名人たちの歩みを学び感想を語り合いました。スタッフの発表からは、自分の利益より動物やオーナー様への利益を考え、更には一緒に働く仲間にとって良い病院にしたいと多くのスタッフが考えていることがわかり、とても誇らしく思いました。これからも、常に目指すものを持ち、人生を歩み続けて参ります。
動物看護師 鶴巻
猫の吸収病巣(2022/04/25)
吸収病巣とは中高齢の猫に多く見られる病気で、虫歯と違い、歯が吸収され顎の骨に置き換わる病気です。成猫の半数程度に認められますが、詳しい原因は良く分かっていません。吸収病巣があると歯ぎしり、摂食時の痛み、吸収部で歯が折れる等の症状が見られます。進行すると歯肉が歯を飲み込んでいる様に見えますが、確定診断には歯科X線検査が必要です。中高齢の猫で、気になる症状が見られる場合はお早めにご相談ください。
獣医師 臼井
共有ミーティング(2022/04/22)
本日は3病院の獣医師と動物看護師を集めてオンライン上で共有ミーティングを行いました。今回は新入社員に初めてミーティングに参加してもらいました。共有ミーティングでは、動物医療現場における問題点を洗いだし、改善できるポイントがないか議論しています。新たに加わったスタッフと共にチーム一丸となって大切なご家族とオーナー様に寄り添った医療を提供できるよう、精進して参ります。
動物看護師 浅見
肥満は万病のもと(2022/04/19)
肥満は体のあちこちに負担をかけます。関節炎、靭帯損傷、尿路感染症(猫)、循環器障害、呼吸器疾患、糖尿病、手術リスク増大など、他にもたくさんの問題の引き金になり得ます。一般的に、犬では適正体重の15%以上、猫では20%以上を超えると「肥満」といわれています。例えば5kgが適正体重の犬が5.7kg、4kgが適正体重の猫が4.8kgを超えると「肥満」です。たった数百グラムですが体重の少ない犬や猫にとっては、大きな違いになります。1歳の頃の体重を目安に、今の体重がその頃の何%増(または減)か計算してみてください。無理なダイエットは逆に健康を損なうこともあります。その子にあった減量プログラムをご提案しますので、ぜひご相談ください。
獣医師 土肥
狂犬病予防接種(2022/04/15)
4月1日〜6月30日は狂犬病予防接種月間です。狂犬病は、人にも感染する人獣共通感染症です。有効的な治療法がない為、感染すると死に至ります。日本では飼育されている全てのわんちゃんに、年1回の狂犬病予防接種が義務付けられています。現在、日本では狂犬病の発生はありませんが、近隣の国には未だ狂犬病の発生が多く、日本でも発生する可能性があります。予防接種を受けることで、大切なわんちゃんはもちろん、ご家族、周囲の人々の命を守ることに繋がります。まだ予防接種がお済みでないわんちゃんは、スタッフまでご相談下さい。
動物看護師 山口
ご挨拶(2022/04/11)
本年度より勤務させて頂きます、獣医師の清藤大樹と申します。大学在学中は画像診断科に所属しておりました。わんちゃんねこちゃん達に寄り添い、地域の皆様から親しまれるような獣医師になれるよう日々精進して参ります。宜しくお願い致します。
獣医師 清藤
ご挨拶(2022/04/07)
本年度から動物看護師として勤務しております、小林明莉と申します。学生時代から栄養学に興味があり、食事療法などについて勉強したいと思っております。動物目線で物事を考え、飼い主様と動物に信頼して頂けるように努力して参りますのでよろしくお願い致します。
動物看護師 小林
動物看護師として勤務させて頂く事になりました本多達也と申します。学生時代では動物看護、家庭犬のしつけ、グルーミングなど様々な分野の勉強をしていました。動物看護師として飼い主様や動物に信頼して頂けるよう日々努力して参ります。宜しくお願い致します。
動物看護師 本多
獣医師ミーティング(2022/04/05)
本日は、月に一度の獣医師ミーティングを行いました。当院では毎月症例の情報を共有し、院内での治療の標準化を図っております。今回は複雑な骨折症例に関しての報告や、尿蛋白が高値を示す症例のディスカッションを行いました。今後も獣医師ミーティングを重ねて、獣医療の向上を図ることに努めてまいります。
獣医師 白石
2022年度入社式(2022/04/04)
本日、2022年度入社式を行いました。新型コロナウイルスの影響を考慮し、最大限配慮しながらの開催となりました。入社式では、院長挨拶や辞令の交付が行われ、新入社員が一言ずつ挨拶を行いました。緊張している様子もうかがえましたが、今後への期待と確かな意気込みを感じることができました。3名の新入社員を迎え、スタッフ一同より一層皆様に寄り添える病院作りに努めて参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
猫の無痛性潰瘍(2022/04/04)
猫の上口唇部において、写真のように辺縁が隆起した小型のクレーター状の潰瘍病変を認めることがあり、無痛性潰瘍と呼ばれます。潰瘍は徐々に大きくなり外観は損なわれますが、疼痛や痒みなどは認められません。通常はアレルギー性皮膚炎が症状の発生に関与しています。基礎疾患であるアレルギー性皮膚炎の管理をして治療を行っていきます。管理状態が良ければ、基本的に予後は良好です。しかし、治療反応が乏しく難治性だったり、病変を落ち着かせた状態を維持するために長期の治療が必要なこともあります。気になる症状がある場合にはお気軽にご相談ください。
獣医師 池田
そのお水大丈夫?(2022/04/03)
暖かくなり、散歩や日向ぼっこが楽しい時期になりました。お水も美味しく感じる季節ですが、出先やご自宅でワンちゃんネコちゃんにミネラルウォーターをあげている方は注意が必要です。 ミネラルウォーターはその名の通りミネラルが豊富に含まれており、「尿結石」の原因である物質も多く含まれています。犬猫の身体は人と必要なミネラルのバランスが異なるため、尿への排泄が多くなり尿結石症のリスクが上がります。尿結石症は、手術が必要になることもあるので、予防のためにも水道水を与えましょう。
動物看護師 鶴巻
ワクチンアレルギー(2022/03/29)
人と同じように犬や猫にもワクチンの副反応がみられることがあります。症状として注射部位を痛がる、顔や目の周りの腫れ、元気食欲の低下などがあげられます。急性の嘔吐下痢、呼吸困難など緊急性が高い症状はワクチン接種後30分以内に起こりやすいと言われており、重度の場合は命に関わることもあります。接種後は安静に過ごし、体調の変化がないか観察しましょう。ワクチン接種後にいつもと違う様子が見られた場合はお早めにご相談ください。また混合ワクチンに関してはワクチンの抗体価を調べてから接種することも可能です。気になる事がございましたらご相談ください。
獣医師 野口
犬猫に危険な植物(2022/03/25)
春はお花見やガーデニングなどで、花を見る機会が多い季節です。しかし、犬や猫が食べたり、触れると危険な花もあるので注意が必要です。
・ゆり→嘔吐、食欲不振、腎不全を起こす
・チューリップ(球根)→よだれ、嘔吐、下痢、痙攣などを起こす
・スイセン→嘔吐、下痢、不整脈などを起こす
・カーネーション→胃腸障害、触れると皮膚炎を起こす
その他にも危険な植物は沢山あります。
基本的に、植物は犬や猫が届かない場所に飾りましょう。
動物看護師 栁澤
共有ミーティング(2022/03/24)
本日は、三病院の獣医師と動物看護師を集めてオンライン上で共有ミーティングを行いました。共有ミーティングでは、患者様の情報や院内のヒヤリハットなどを共有し、よりよい動物病院につながるように務めています。今回は、新入社員への教育についても話し合いました。今後も、大切なご家族とオーナー様へ寄り添った医療を提供できるよう、精進して参ります。
動物看護師 鶴巻
深在性膿皮症(2022/03/21)
深在性膿皮症とは、外傷、免疫不全、寄生性の皮膚炎などが原因となり皮膚深部に細菌が感染する疾患です。皮膚表面に表皮小環をつくる表在性膿皮症とは異なり、広範囲の皮膚の変色や潰瘍、染み出した体液や壊死組織による痂皮の付着などの重い症状がみられ、さらに深い部分まで感染が広がると蜂窩織炎という状態に悪化してしまうこともあります。治療には、表在性膿皮症に比べ長期の抗生剤の投与が必要になります。
獣医師 白石
春の血液検査キャンペーン(2022/03/18)
「春の血液検査キャンペーン」が今月から始まりました。既に多くの方に、キャンペーン中の血液検査を受けて頂いております。わんちゃんねこちゃんの1年は人の4-6年に相当します。病気の予防・早期発見のためにも、若い子は最低でも年に1回、7歳以上の子は年に2回の血液検査による健康診断をお勧めしております。本キャンペーンは6月末まで実施予定ですので、この機会に健康診断を是非ご検討ください。
動物看護師 坂本
第二十九回社内木鶏会(2022/03/17)
先日、人間力を高めるための第二十九回社内木鶏会を開催いたしました。今回は【渋沢栄一に学ぶ人間学】をテーマに、日本が世界に誇る偉人の生涯から生き方や考え方などを様々な角度から学び、語り合いました。スタッフの発表からは、失敗を恐れていては前に進めない、解決策を他人にすぐに求めない等、チャレンジ精神を持って成長をしていくことの重要性を共有することができました。「天意夕陽を重んじ、人間晩晴を尊ぶ」の言葉の如く、晩年になればなるほど人間として光り輝いていく生き方を目指して、日々精進してまいります。
獣医師 池田
変色歯(2022/03/14)
犬や猫の歯の色が変化していることに気づいたことはありませんか?歯に大きな衝撃が加わったり、歯の中が感染を起こすと、内部で出血が生じ、血液の成分によって本来乳白色からピンクや灰色に変色すると考えられています。変色歯の90%以上は歯髄が失活しているという報告があります。変色歯は炎症や感染によって根尖周囲病巣に発展することがあります。詳しくは獣医師にご相談下さい。
獣医師:臼井
フィラリア予防(2022/03/11)
フィラリア症は、蚊が媒介することによって感染する寄生虫症で、薬を投与することで防ぐことが出来ます。しかし予防薬を投与する前には、フィラリア症に感染していないかを確認するための血液検査が必要になります。当院では、3月の平日にフィラリア検査を受けた方を対象に、プレゼントをお渡ししています。この機会に是非ご利用下さい!
※フィラリア検査は土日も受け付けております。
動物看護師 上條
看護師ミーティング(2022/03/08)
本日は、月に一度の動物看護師ミーティングを行いました。当院では毎月動物看護師の仕事を見直し、情報を共有しております。今回はリハビリテーションのセミナー報告があり、ご家族に寄り添ったリハビリをするためには、実施するまでにどんな情報や知識が必要なのかを中心に勉強を行いました。今後も皆さまのご家族により良い動物看護を提供できるように精進します。
栁澤
甲状腺機能低下症(2022/03/08)
体の代謝をコントロールする役割を持つ甲状腺ホルモンの分泌量が減少する病気で、中年齢以上の犬でよく見られる内分泌疾患の1つです。運動性の低下・無気力・肥満傾向などの漠然とした症状、鼻すじや尾・体幹の脱毛・黒ずみ(色素沈着)やフケなどの皮膚症状、高脂血症や貧血などの血液検査異常など様々な問題が起こります。具合が悪いわけではなさそうだけど、毛艶が悪い、寝てばかりいる、7歳過ぎてシニア期に入った…等のわんちゃんは血液検査(健康診断)をおすすめします。人間同様、ペットの高齢化も進んでいます。定期検診で健康寿命を延ばすことが出来ます。是非ご相談ください。
獣医師 土肥
犬猫にとって危険な食べ物(2022/03/05)
私達が普段食べている物の中には、犬や猫とって有害な食べ物があります。
①ネギ類→赤血球を壊し血尿や下痢、嘔吐などを引き起こす。
②チョコレート→カカオに含まれる成分で下痢、嘔吐などを引き起こす。
③ブドウ・干しブドウ→特に皮に強い毒性を持ち腎不全の原因となり得る。
④キシリトール入りガム→低血糖を引き起こす。
この他にもアボカドや香辛料など、食べてしまうと危険な物は多くあります。お家の子が欲しがっていても、人の食べ物は与えないようにしましょう。
動物看護師 内山
胼胝(たこ、べんち)(2022/03/01)
人でもペンだこなどとして広く知られていますが、動物にも同様の病態があります。継続的に掛かる圧力や摩擦に対する皮膚反応で、特に大型犬で多く確認されます。局所的な脱毛、皮膚の黒ずみや分厚くなる様子が、骨の出っ張っている部位(肘(ヒジ)、踵(カカト)など)に認められます。硬い床で寝るのを避けたり、クッションや包帯などを使用して、患部への物理的な負荷を軽減することが重要です。また、皮膚の軟化や保湿を目的とした外用薬を用いて治療を行うこともあります。日常生活に支障がないことがほとんどではありますが、気になる症状がある場合にはご連絡下さい。
獣医師 池田
適切なフード量(2022/02/25)
わんちゃんねこちゃんのフード量は、年齢や体重、ご飯の種類、エネルギーの消費量などによって異なります。フードのパッケージ裏に記載されている給与目安量を参考に、実際に体型を見ながらご飯の量を調整することが大切です。くびれがあり、肋骨に軽く触れる体型が適切な体型と言われていますので、実際に体を触って確認してみましょう。ご飯の量や体型についてご質問があればお気軽にご相談下さい。
動物看護師 利根川
猫の関節炎(2022/02/22)
猫で最も多い関節炎は「変形性関節症」と言われ、高齢の猫で多く見られます。関節周囲の炎症によって慢性的な痛みを伴います。高いところに登らなくなる、毛づくろいをしなくなる、トイレの出入りがしづらそうといった症状が見られる場合は注意が必要です。明らかな歩行異常が見られることは少なく、運動量の低下は高齢によるものと思われがちで発症していても気付かれないことが多いです。治療は内科治療を中心に、関節用のサプリメントも有効です。また関節への負担を軽減するために体重管理も大切です。気になる症状が見られる時はまずはご相談ください。
獣医師 野口
ご自宅での採尿(2022/02/18)
尿検査を行う場合、ご自宅での採尿をお願いする場合がございます。採尿方法や保管方法によっては検査結果に影響を与えてしまうことがあるので、以下の方法がおすすめです。
・採尿には清潔な容器を使用する
・排尿時にカップ型容器などを使用して地面に着く前に直接採取する
・ペットシーツを裏返して使用する(排泄にペットシーツを使用している場合)
・可能な限り採尿したての尿を持参(難しい場合は冷蔵保存)
原則、ペットシーツやトイレの砂についた尿では検査ができません。当院では採尿用スポンジやスポイトなどもご用意しておりますので、お気軽にご相談下さい。
動物看護師 杉田
第二十八回社内木鶏会(2022/02/15)
先日、人間力を高めるための第二十八回社内木鶏会を開催いたしました。今回は【百万の典経 日下の燈】をテーマに、尊い教えを行動へ移す大切さについて学び感想を語り合いました。スタッフの発表からは、後輩指導をする事で自分に足りないものを知ることができた、さらに自分の知を高めていきたいと言った力強い声が聞かれました。これからも学び得た知識と経験を自分だけのものにせず、一緒に働く人と共有し、また患者様へ還元できるよう努めてまいります。
動物看護師 田中
犬の乾性角結膜炎(2022/02/14)
乾性角結膜炎とは、いわゆる「ドライアイ」で、涙液中の水分が欠乏することで、結膜・角膜の乾燥や炎症、痛みなどを引き起こす疾患です。原因は慢性的な結膜炎や、薬剤の影響、外傷など様々ですが、最も多いのは免疫介在性です。診断には涙液量を測る検査を行います。治療は原因によって様々ですが、基本的には涙液量の回復と、角結膜の保湿を行う目的で点眼薬や眼軟膏を用います。目がしょぼつく、目やにが多いなど、なにか気になる様子があればご相談ください。
獣医師 白石
低温やけど(2022/02/12)
冬の間、暖房器具を使用している時に注意したいのが低温やけどです。低温やけどは、体温より少し高めの温度(約44-50度)に長時間触れることにより起こります。犬や猫は皮膚が毛で覆われているため、やけどを起こしていても気づかない場合があります。低温やけどを防ぐために以下のことに注意しましょう。
①動物がヒーターに近すぎないか確認する
②ホットカーペットを使用する時は毛布を敷いたり、熱くなっても移動できるようにする
③長時間同じ体勢を取らせない
しっかりと対策をして、寒い冬を乗り越えましょう。
動物看護師 町田
膝蓋骨脱臼(2022/02/07)
膝蓋骨脱臼は、最も多い運動器疾患の一つで、特に小型犬に多く見られます。膝のお皿が内側に外れる場合を内方脱臼、外側に外れる場合を外方脱臼とそれぞれ言いますが、犬の場合内方脱臼の方が大多数であることがわかっています。無症状の場合もありますが、時々後ろ足をあげる、足を地面に上手に着くことができないものまで様々です。この病気は進行し、骨格の変形が進んでいくことがほとんどで、自然に治癒することはなく、特に成長期では進行が早いので注意が必要です。脱臼が頻繁に生じたり、歩行異常がある場合の治療には骨格軸や筋肉軸を矯正する手術が必要です。早期の治療介入が、変形も少なく術後の機能回復も良いとされています。歩き方や座り方がおかしいなと感じる場合はお気軽にご相談下さい。
獣医師 臼井
足腰の負担を減らす工夫(2022/02/04)
犬も人と同じく、膝や股関節、腰に負担がかかると思わぬ怪我を引き起こすことがあります。ご自宅でできる、足腰への負担を減らすポイントをご紹介します。
1.肥満にさせない
2.フローリングで滑らないように、カーペットやマットを敷く。
3.足裏の毛をこまめにカットする
4.段差の上り下りをなるべく避ける
若く活発的な子から、筋力が衰えてくる高齢の子まで年齢問わず出来る工夫です。今一度生活習慣や環境を見直してみるのはいかがでしょうか。
動物看護師 田中
犬の肺高血圧症(2022/02/02)
犬猫の心臓も人間同様4つの部屋に分かれており、それぞれの部屋に太い血管がつながっています。そのうち、血液を右心室から肺へ送る大きな血管が肺動脈です。この肺動脈の血圧が高くなってしまう状態を肺高血圧症といいます。肺高血圧症の初期は無症状ですが、進行すると疲れやすさや息苦しさ、咳が出たり、失神することもあります。多くは心臓や呼吸器の病気に伴って起こりますが、クッシング症候群などのホルモン疾患、慢性腸症などの消化器疾患などに伴う血栓症が肺高血圧を引き起こすこともあります。対症療法を行い、並行して各種検査を実施、原因疾患を検索し治療方針を決定します。疑わしい症状がみられましたらお早めにご相談ください。
獣医師 土肥
療法食を与える工夫(2022/01/28)
療法食をなかなか食べてくれないというご相談を頂くことがあります。そんな時の工夫の一つとして、匂い付けという方法があります。方法は簡単で、大好きなおやつをお茶用のパックに入れてフードの袋に一緒に入れておくだけです。そうすることで、おやつの匂いがフードに移ります。犬や猫の食欲には味覚よりも嗅覚が大きく関わっていると言われているため、匂いを変えることで食べてくれるようになる子がいます。食事療法でお困りの方はぜひ一度お試し下さい。
動物看護師 佐藤
症例紹介(2022/01/25)
皮膚科のページに、毛包虫(ニキビダニ)症及び脂漏症の併発に対する治療を行った症例を追加致しました。本症例は、全身性の重度の皮膚炎、脂漏、脱毛などが認められており、被毛検査により毛包虫(ニキビダニ)の感染が強く疑われました。定期的なシャンプーを行って頂き、ノミダニ予防薬、内服薬を投与したことで皮膚の状態が大きく改善しました。皮膚の状態を良好に管理するためには、定期的なシャンプーや予防薬の投与など、日常ケアが重要な要素の一つとなります。
獣医師 池田
シニアクラス(2022/01/21)
当院では7歳以上のワンちゃんを対象にシニアクラスを開催しています。シニア犬は人と同様、若い時に比べると身体や性格に様々な変化が起こることがあります。シニアクラスでは、そのような変化にご家族が戸惑わず楽しく暮らせるように、健康チェックポイントやマッサージの方法など、シニア犬と一緒に暮らす上で重要な情報をご紹介致します。興味がある方はスタッフまでお気軽にお声掛けください。
動物看護師 浅見
第二十七回社内木鶏会(2022/01/20)
先日、人間力を高めるための第二十七回社内木鶏会を開催いたしました。今回は【人生、一誠に帰す】をテーマに、「誠実さ」の大切さについて学び感想を語り合いました。スタッフの発表からは、自分の行動が病院のイメージと直結すると責任感を持っていたり、自分の一日を振り返ることで誠実な仕事につながると襟を正す様子が窺えました。これからも、一人ひとりが「天に対して誠を貫いて生きる」という意識で日々の仕事、人生に取り組んでいけるように努めてまいります。
動物看護師 鶴巻
皮膚のしこり(2022/01/18)
皮膚のしこりは、腫瘍(良性・悪性)と非腫瘍(炎症性疾患や嚢胞など)に分けられます。見た目や大きさを確認したあと、まずは細い針を刺して細胞を取る細胞診検査を行い、大まかな原因を診断します。その後必要であれば麻酔下で切除手術を行い病理検査をすることで確定診断となり、今後の治療方針を決めます。皮膚のしこりが悪性腫瘍の場合命に関わることもあるため、早期発見が重要です。気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
獣医師 相原
犬猫の避妊去勢手術の時期について(2022/01/13)
当院では、生後5.6ヶ月齢以降の避妊去勢手術をお勧めしております。避妊去勢手術をすることでいくつかの病気を防ぐことができます。特に女の子の場合は、初回発情前に避妊手術を行うことで、乳腺腫瘍のリスクが90%以上抑えられると言われており、時間が経つにつれて予防率が下がります。男の子の場合も、去勢手術を行うことで前立腺肥大などの病気を予防することができます。
※大型犬の避妊去勢手術の時期は上記と異なることもありますので、詳しくはスタッフまでお問い合わせください。
動物看護師 鶴巻
子犬・子猫の下痢(2022/01/11)
子犬や子猫の下痢がなかなか治らない…ということはありませんか。主な原因として寄生虫感染、ウイルス感染、食事、環境の変化によるストレスなどがあげられます。下痢が続くと脱水症状を引き起こし命に関わることもあるため、子犬・子猫は特に注意が必要です。治療は駆虫薬や内服の使用の他に、食事管理も重要です。またお腹の虫下しやワクチン接種など、定期的な予防を行い重症化を防ぎましょう。気になる症状がありましたらお早めにご相談ください。
獣医師 野口
療法食とは(2022/01/07)
わんちゃんねこちゃんのフードには「総合栄養食」「療法食」「間食」など様々な種類があります。その中でも療法食とは、特定の病気や健康状態に対応するために、特別に栄養バランスが調整されたフードのことを指します。療法食には尿石症や腎臓病、アレルギーなどに特化したフードがありますが、獣医師の処方が必要となります。また、健康な子が療法食を食べると必要な栄養素が不足することがあるので注意しましょう。お食事でお悩みの方は当院までご相談ください。
看護師 山口
ひも状異物(2022/01/04)
猫は、ひも状のものをおもちゃにして遊ぶことがありますが、遊んでいる間に誤って飲み込んでしまうことがあります。誤飲をしてしまうと頻回の嘔吐や食欲不振につながりますが、ひも状異物の場合は特に、消化管に引っかかることで消化管をアコーディオン状に手繰り寄せてしまい、広範囲での血行障害や壊死につながります。吐き出せたり、便に出てくる場合もありますが、異物の除去には内視鏡や開腹手術が必要になります。猫がひも状のおもちゃで遊んでいる際は目を離さず、誤飲しないよう注意しましょう。
獣医師 白石
冬の散歩(2022/01/01)
一般的にわんちゃんは寒さに強いと言われていますが、短毛種や小型犬は寒さが苦手です。寒い日のお散歩では洋服を着せるなどの防寒対策をしましょう。また、準備運動として室内で遊んでからお散歩に出ると、寒さによる身体への負担が軽減されます。寒いと億劫になりやすいお散歩ですが、肥満予防やストレス解消に繋がります。愛犬の健康を保つために冬でも散歩に出かけるようにしましょう。
看護師 栁澤
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。(2022年1月1日)
昨年も多くの皆様に当院をご利用頂き心より感謝申し上げます。お陰様で練馬春日町で開院させて頂き22年目になりますが、未だ患者様は増え続けております。私共はいつも『飼い主様の立場になる』という事を意識しながら診療に当たっておりますが、本年も謙虚な気持ちを忘れず、皆様に喜んで頂ける診療を目指しスタッフ一丸となり取り組んで参ります。
院長 本渡